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2012年7月4日水曜日

これからクライマー・・・

私はこれからジムを利用する側からジムを運営する側になります。

そこで、今までクライミングを通して感じたこと、改善できることをキロニコでフィードバックしたいと思っています。



ジムで登ることで一番感じることは


ズバリ、 『グレード(難易度)ばかりに固執しない』
こんなこと言うと、グレードが気になる方に大きな語弊があるかと思いますが・・・。

『グレードは目安です』
ジムやコンペの課題で目安となるようにグレードを設けてありますし、そのグレードを目標に日々トレーニングされるのも重要なのですが、大切なのは

『楽しい課題で質の高い課題』
 が大事です。

 やたら難しい課題を作るのは簡単です。
とにかく手数を増やすとか、
持てないようなホールドを連続で選ぶとか、
リーチ系でチビッ子はまったくできないとか・・・。

そうではなく、登っているクライマーが完登できなくても、そのムーブを体に習得できるように『ムーブで登らせる』ということ。
そのムーブができるようになれば、同じような課題があってもそのムーブはできる!ってこと。

力だけでは登れない、保持力だけでは登れない、すべての動きをリンクさせて初めて登れるような課題。

・・・よくわかんなくなりましたね(笑)

『できないムーブをそのままにしない』
得意でないムーブ(動き)をできないままにすると、同じような課題でつまずきます。
ある程度まで登れるようになると、絶対にムーブができないと登れない課題が出てきます!
そこで、ちゃんと自分のものにしたムーブがあれば、そこでつまずかないですよ~!

勉強と似てて、一度覚えたことはすぐに忘れてしまうので、反復練習が大切。
体にそのムーブを覚えさせるまで、ひたすら反復練習して体に動きを覚えこませることです。

また、 『ジムと岩場は別物』
一概にそうとは言い切れませんが、ジムの1級が登れたからと言って、岩場の1級が登れるとは限りません。ジムに設置してるホールドは持てるように設計されて作られてますので、持てて当たり前(一部持てないようなものもありますが)です。
しかし、岩場は自然のもの。米粒のようなホールドを保持してバランスと足先の力で登っていく課題もあります、傾斜の強いところも微妙なフットワークや重心位置が要求されます。

あくまで、ジムは岩場でのトレーニングと考えて練習することが大事。
コンペにはコンペのためのトレーニング。
岩場での成果のためのトレーニング。


そして、 『教えすぎないこと』
よくジムで見かける光景。
ハイ、そこで踏みかえて~、右足あげて!ハイそこでマッチして!

それでは、その人の成長を妨げるばかりで自分で考える力が付きません。
ある程度登れるようになったら、すぐに教えて~ではなくて、自分で考えることがとても大切です。
自分でイメージして登らないとオンサイト能力も上がりませんし、岩場で登ったときはまず登れませんよ。
たまに表れる強くなるクライマーは、とてもよく考えて登っています。それが上達の秘訣ですね。
クライミング考えること60%登ること40%ぐらいだと感じるぐらい、考えて組み立てることがとても大切だと実感しています。

もちろん、道場やスクールではお教えしますし、初心者の方にはどんどん、教えていきますよ~!


 『一撃のトライの集中力』
コンペでも、岩場でも、日々の練習でも必ず大切な1回目のトライ。
 何度も打ち続けてトライして、初段を登るレッドポイントも大切ですが、確実に2級を一撃で登れるクライマーがどちらが安定した強さかは分かりますよね。
岩場の課題のオンサイトは生涯で1回のみです。そこで一撃できたら一生もの!頑張りましょう!

そこを目指して、日々一撃のトライの質を高めるようにすれば、レッドポイントのグレードも同じように更新していけるでしょう。

 『ライバルを見つける』
こいつには負けられない!あいつがあれ登ったら私も絶対に登る!
そして、自分に持っていないような強さを相手から盗む。

あいつはカチの保持力が強くて、ヒールフックが得意だ。
しかし、自分はスローパーやピンチが強い、トウフックが得意。

お互いの得手不得手が分かっていると、一緒に登るとそれが、顕著に分かりますよ~!

『いろんなお手本を見つける』
ジムには必ず、自分よりも上手な人がいます。
小さな一歩でいいので、是非「分かんない課題があるんですよ~、教えてください!」って言いましょう!みんな気軽に教えてくれるはずですし、聞かれても嫌な気はしないですので。

もちろん、キロニコスタッフはクライミング歴も長いので、たくさんお教えしますよ~!

※女性にはとても親切指導致します!(笑)

ってことで、頑張ります!
最後まで読んだ方、偉い!

文章長すぎました~!

akira


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